金相場リアルタイムチャート

プラチナ相場

パラジウム相場

銅相場

海外市況ニュース:12月30日(火)

12/29、ニューヨーク市場の金は大幅安で反落。始値4,568.00ドル、高値4,581.30ドル、安値4,316.00ドル、終値4,343.60ドル、前日比-209.10(-4.59%)。【米中古住宅販売保留地指数】全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の米中古住宅販売保留指数は、前月比3.3%増となり、市場予想を上回る伸びを示した。一方、前年同月比では0.3%減と小幅なマイナスにとどまり、住宅市場の回復がなお途上段階にあることを示している。海外メディアは、住宅ローン金利の低下が買い手の心理を改善させ、契約件数の増加につながったと分析している。とくに、秋以降の金利低下が住宅購入のハードルを下げ、潜在需要の一部を顕在化させたとの見方が強い。ただし、実際の販売完了件数は依然として低水準にあり、住宅価格の高さや在庫不足が重しとなっている点も指摘されている。市場では、今回の指標を住宅市場底入れの兆しと評価する一方、持続的な回復には金融環境のさらなる改善が必要との慎重な見方が広がっている。【ニューヨーク白金先物相場】ニューヨーク商品取引所(COMEX)のプラチナ先物は29日、劇的な下落を記録した。2月限は終値2,134.6ドルと、前日比356.5ドル(14.31%)安の安値引け。12月中に史上最高値圏の2,510ドル超まで急騰した後、利益確定売りやポジション整理が殺到した形だ。海外メディアは、この暴落を「過熱相場の巻き戻し」と位置づけている。トレーディング・エコノミクスによると、プラチナは年初来160%超の上昇を背景に、テクニカル調整が入ったとの見方が主流。金・銀・パラジウムも同時安で、貴金属セクター全体のリスクオフムードが広がった。要因として、南アフリカ供給制約による需給逼迫が続くなか、直前の地政学リスクの高まりでセーフヘイブン買いが過剰になった反動を指摘。WPICの四半期レポートでは、2025年も供給不足が3年連続で続き、在庫は消費5カ月分に低下と強気材料は健在だ。ただ、報道ではプラチナ固有のオート需要や水素経済への言及が少なく、金との連動を強調。プロアナリストからは「短期修正、中長期タイト継続」との声が上がる。30日アジア時間は小幅反発の兆しも、年末流動性低下でボラ高止まりか。【ニューヨーク金先物相場】29日のニューヨーク金先物市場では、中心限月2月物が1トロイオンス=4,343.6ドルと急反落し、前日比209.1ドル安(-4.59%)と今年の上昇局面では例を見ない大幅な下げとなった。 史上最高値圏での高値波乱となり、ここまで続いてきた「ゴールドラッシュ」に初めて本格的なブレーキがかかった格好だ。海外報道では、急落の背景として、過熱していたロングポジションの一斉解消や年末要因によるレバレッジ縮小に加え、ドル高進行と長期金利の持ち直しを挙げる向きが多い。一部では、CMEによる証拠金引き上げ観測や、直近の地政学リスク・ヘッドラインの落ち着きを受けた安全資産需要の一時的後退が、テクニカルな売りを誘発したとの分析も聞かれる。もっとも、月間・年間ベースでは依然として高い上昇率を維持しており、構造的な金買いトレンド自体が崩れたとの見方は少数派だ。 海外アナリストの多くは「バブル的な上昇の中での健全な調整」「弱い手の振るい落とし」と位置づけ、4,300ドル前後を当面の重要な支持水準として注視している。

過去30日の金・プラチナ相場価格表

金とプラチナの関係

金とプラチナの関係

 金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。

金とドルと原油の関係

金とドルと原油の関係

 世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。

金などの主要貴金属について


ゴールド
Au
主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
白金
プラチナ
Pt
日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。

シルバー
Ag
シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
パラジウム
Pd
白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。

金について

金

 金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。

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金貨について

金貨

 世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。

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金の刻印について

金の刻印

 金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。

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金の比重について

金の比重

 金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。

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金の買取店の選び方について

金の買取店

 まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。

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金の買取手数料について

金の買取手数料

 高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。

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