金相場リアルタイムチャート

プラチナ相場

パラジウム相場

銅相場

海外市況ニュース:12月13日(土)

12/12、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値4,309.10ドル、高値4,387.80ドル、安値4,286.00ドル、終値4,328.30ドル、前日比+15.30(+0.35%)。【FRB次期議長候補】トランプ米大統領は12日、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長の候補として、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長とケビン・ウォーシュ元FRB理事の2人が最有力だとの認識を示した。海外メディアは、金融政策を巡る発言力の強い人選に市場の関心が集まっていると伝えている。ハセット氏は政権の経済政策を主導してきた人物で、成長重視や利下げに前向きとの見方が多い。一方、ウォーシュ氏は金融市場での信認が厚く、FRBの独立性を重視する姿勢が評価されている。報道では、トランプ氏がインフレ対応と景気下支えの両立を意識しつつ、政策運営で自身の考えに近い人物を選ぶ可能性があると分析している。ただ、最終決定には至っておらず、他の候補が浮上する余地も残されているとの見方も多い。市場では、次期議長の政策スタンス次第で金利や為替が変動する可能性があるとして、今後の動向を注視する姿勢が広がっている。【米株式市場】12日の米株式市場は主要株価指数がそろって下落し、ハイテク株を中心に調整色が強まった。海外報道によると、AI関連銘柄の一角で業績見通しや成長持続性への警戒が広がり、これまで相場を主導してきた半導体や大型テクノロジー株に利益確定売りが出た。とりわけナスダック指数は下げが目立ち、市場では「AIブームの評価が現実的な水準へ見直されつつある」との見方が出ている。一方、ダウ平均は下落したものの比較的底堅く、景気敏感株や一部の個別銘柄には買いも入った。米長期金利の高止まりも高バリュエーション株の重荷となり、投資家心理は慎重に傾いている。総じて海外メディアは、米株市場は急激な弱気局面に入ったわけではないものの、セクター間の強弱が鮮明となる「選別相場」への移行を示唆しており、今後は金融政策見通しや企業業績を見極める動きが一段と重要になると伝えている。【NY金先物相場】12日のニューヨーク金先物相場は、終値4,328.3ドル(前日比+15.3ドル、+0.35%)で引けました。海外メディアは、米金融緩和継続観測とドル安・金利低下を主因に「既存上昇トレンドの延長」と位置づけています。米失業保険申請件数の増加が労働市場減速を示唆し、2026年までの追加利下げ期待を強めました。米連邦準備制度理事会(FRB)の短期国債買入れによる流動性供給も、金の追い風として強調されています。一方、10月高値圏を試す水準ながら、週足上昇トレンドは維持。ここ1カ月で金は約3%上昇、前年比60%超の急伸。中央銀行の金準備積み増し、地政学リスク、ドル離れが中長期強材料です。高値圏の過熱感を指摘しつつ、押し目待ちのトーンが主流で弱気転換は見られません。海外報道の評価は妥当ですが、金強気バイアスがやや強く、米指標やFRBコメント次第の調整リスクに留意が必要。構造的ブル相場の一環として、投資家心理は安定しています。

過去30日の金・プラチナ相場価格表

金とプラチナの関係

金とプラチナの関係

 金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。

金とドルと原油の関係

金とドルと原油の関係

 世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。

金などの主要貴金属について


ゴールド
Au
主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
白金
プラチナ
Pt
日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。

シルバー
Ag
シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
パラジウム
Pd
白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。

金について

金

 金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。

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金貨について

金貨

 世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。

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金の刻印について

金の刻印

 金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。

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金の比重について

金の比重

 金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。

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金の買取店の選び方について

金の買取店

 まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。

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金の買取手数料について

金の買取手数料

 高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。

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