金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:1月17日(土)
1/16、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値4,621.60ドル、高値4,625.50ドル、安値4,539.10ドル、終値4,595.40ドル、前日比-28.30(-0.61%)。【米鉱工業生産指数】本日発表された12月の米鉱工業生産指数は、前月比0.4%増と市場予想を上回り、米国の生産活動が年末にかけて底堅さを示した。海外メディアは、製造業や鉱業に加え、寒波の影響で電力・ガスなど公益事業の生産が押し上げられた点に注目している。設備稼働率は76.3%と前月から上昇し、生産能力の活用がやや改善したことを示した。一方で、稼働率は依然として長期平均を下回る水準にあり、製造業の回復力は限定的との慎重な見方も多い。市場では、今回の結果を受けて米景気の減速懸念がいったん後退したとの評価が広がる一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を大きく左右するほどの強さではないとの指摘も出ており、今後の関連指標を見極めたいとの声が目立っている。【ニューヨーク白金先物相場】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のプラチナ先物相場は16日、1月限が前日比87.2ドル(3.62%)安の2,322.7ドルで取引を終えた。直近の急騰に調整が入り、市場は利益確定売りに圧迫された。下落の主因は、トランプ大統領が重要鉱物輸入に対する関税発動を一時延期する可能性を示唆したことだ。これにより、地政学的緊張緩和観測が広がり、安全資産としての貴金属需要が後退。イラン情勢の沈静化やFRBパウエル議長の発言軟化もリスクオフムードを和らげ、プラチナ価格を押し下げた。加えて、自動車触媒など産業用途の需要が米中経済成長懸念に弱含み、売りを助長。スポット価格もCFDベースで2329.60ドル近辺と連動して下落した。一方、直近1カ月で18%超の上昇を記録しており、過去最高値からの短期修正局面との見方が強い。南アフリカ鉱山の供給制約や自動車販売堅調は下値支持線を維持するが、米雇用統計とFed利下げ期待が焦点。アナリストは四半期末予測2,364ドル、12カ月後2,616ドルと上値余地を指摘、地政学リスク再燃で反転の可能性を残す。【ニューヨーク金先物相場】ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は16日、小幅反落した。中心限月2月限は終値4,595.4ドル(前日比▲28.3ドル、▲0.61%)で引け、直近の史上最高値圏4,642ドル付近からの調整局面に入った。海外メディアは、直前の急騰を「トランプ政権によるFed独立性への政治圧力(パウエル議長刑事捜査)」「利下げ継続期待」「イラン情勢など地政学リスク」を背景とした安全資産買いと位置づけていたが、16日の下落はトランプ大統領が「パウエル解任は当面なし」と穏健姿勢を示したことでリスク後退観測が広がり、利食い売りが優勢となったと報じている。加えて、堅調な米経済指標がドル高を誘い、実質金利低下期待を抑制した点も上値を抑えた。スポット金は一時4,601ドル台まで低下し、高値4,642ドルからの▲0.6%安。市場筋は「Fed独立性懸念と地政学プレミアムが金の上乗せ要因として残るが、高値圏でポジション調整が進行」と評価。押し目買いの目途は4,550ドル近辺とされ、中期強気基調は維持も、短期ボラ高止まりが警戒される。次は米指標と政権動向が焦点だ。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
