- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 9,530円 (-42)
- プラチナ 5,107円 (-82)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,020.50ドル (-16.60)
- NYプラチナ 1,105.00ドル (-14.10)
5/11、ニューヨーク市場の金相場は2日続落。始値2,036.80ドル、高値2,047.60、安値2,016.70ドル、終値2,020.50ドル、前日比-16.60(-0.81%)。英イングランド銀行(中央銀行)が12会合連続となる利上げを決定。利上げ幅は0.25%となり、政策金利は4.50%に引き上げられ、2008年以来の高水準となった。ベイリー総裁は記者会見で、インフレ抑制を重視する考えを強調し、追加利上げの可能性を示唆した。外国為替市場では対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、4月の米生産者物価指数(PPI)は、前年比で2.3%増と前回の2.7%増から低下し、市場予想の2.6%を下回る。コアPPIは前年比で3.2%増と前回の3.4%増から低下し、市場予想の3.3%増を下回った。同日に発表された米新規失業保険申請件数は、24万2000件と前回の22万9000件(改定値)から増加し、市場予想の23万8000件を上回る。失業保険継続受給者は、181万3000件と前回の180万1000件(改定値)から増加し、市場予想の182万件を下回った。インフレは鈍化し、労働市場は軟化したと受け止められ、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを停止するとの見方が強まる。債券市場では米長期金利が低下し、利息が付かない資産である金の強みとなった。5月11日9時30分現在、ロンドン金は2,010ドル台で推移しています。