国内公表(買取価格1gあたり)
金 9,616円 (+57)
プラチナ 5,009円 (+28)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,963.10ドル (+0.80)
NYプラチナ 1,028.10ドル (+1.80)

5/26、ニューヨーク市場の金相場は小反発。始値1,961.80ドル、高値1,975.70、安値1,954.70ドル、終値1,963.10ドル、前日比+0.80(+0.04%)。米商務省より5月の個人消費支出(PCE)が発表。総合指数は前年比で+4.4%と前回の+4.2%から上昇し、市場予想の+4.3%を上回った。インフレ指標として最も重視されるコア指数は、前年比で+4.7%と前回の+4.6%から上昇し、市場予想の+4.6%を上回った。総合・コア共に伸びが拡大し、インフレの根強さが浮き彫りとなった。一方、米クリーブランド連銀のメスター総裁は26日、インタビューで「われわれの仕事はまだ終わっていない」として追加利上げの可能性を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官らのタカ派寄りの発言が相次ぎ、追加利上げへの見方が一段と強まった。債券市場では米国債が売られ長期金利が上昇し、利息が付かない資産である金の重荷となった。外国為替市場では対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。ただ、29日のメモリアルデーを含む3連休を控え、金は持高調整による買いが入り下げ幅を縮小した。