国内公表(買取価格1gあたり)
金 9,762円 (+116)
プラチナ 4,846円 (+21)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,971.20ドル (+0.50)
NYプラチナ 987.30ドル (-4.60)

6/16、ニューヨーク市場の金相場は3日続伸。始値1,970.30ドル、高値1,980.40、安値1,965.40ドル、終値1,971.20ドル、前日比+0.50(+0.03%)。米ミシガン大学より6月の消費者信頼感指数が発表。結果は63.9と前回の59.2から上昇し、市場予想の60を上回った。1年先のインフレ期待は3.3%と前回の4.2%から低下し、2021年3月以来の低水準となった。外国為替市場では対ユーロでドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が講演で金融政策に言及し、「銀行の経営不振を懸念して、金融政策を変更するべきではない」と語った。また、依然として高いコアのインフレ率を鑑み、追加利上げの可能性を示した。同日にリッチモンド連銀のバーキン総裁も講演で金融政策に言及し、「今後のデータがインフレ率の鈍化を示さなければ、さらなる利上げに賛同する」と述べた。終盤にかけて債券市場で米長期金利が上昇。金利差縮小への意識からドル買いが進みユーロドルが反落。金は割高感から上げ幅を縮小し、ほぼ横ばいで取引を終えた。