- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 9,930円 (-56)
- プラチナ 4,914円 (-51)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,965.90ドル (-7.10)
- NYプラチナ 974.40ドル (-8.90)
8/31、ニューヨーク市場の金相場は4日ぶり反落。始値1,970.20ドル、高値1,974.90ドル、安値1,965.50ドル、終値1,965.90ドル、前日-7.10(+0.36%)。米商務省より7月のPCEデフレーターが発表。PCE総合指数=前月比で0.2%上昇、前年比で3.3%上昇(前回3.0%上昇)し、市場予想と一致した。PCEコア指数=前月比で0.2%上昇、前年比で4.2%上昇(前回4.1%上昇)し、市場予想と一致した。個人消費支出=0.8%上昇し、市場予想の0.7%を上回った。前回は0.6%上昇(速報値0.5%上昇)に上方修正された。7月のPCEデフレーターは小幅な上昇にとどまり、個人消費の強さが示されたことで、景気後退を起こさずにインフレを抑えるソフトランディングへの期待が高まった。ユーロ圏では欧州連合(EU)統計局より8月の消費者物価指数(HICP)速報値が発表。食品とエネルギーを除くコア指数は、5.3%上昇と市場予想の5.1%上昇を上回った。インフレ率は依然として高水準であるものの、前回の5.5%上昇から幾分鈍化し、欧州中央銀行(ECB)による金融引き締め観測が和らいだ。一方、9月1日に公表される8月の米雇用統計は鈍化すると見込まれており、債券市場では先安感から米長期金利が低下。利息や配当を生まない金にとって強材料となった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が嫌気された。9月1日9時30分現在、ロンドン金は1,930ドル台で推移しています。