- 国内公表(買取価格1gあたり)※10/2追記
- 金 9,721円 (-83)
- プラチナ 4,741円 (+5)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,866.10ドル (-12.50)
- NYプラチナ 915.90ドル (+0.80)
9/29、ニューヨーク市場の金相場は5日続落。始値1,882.30ドル、高値1,896.70ドル、安値1,862.30ドル、終値1,866.10ドル、前日-12.50(-0.67%)。米商務省統計局より8月の個人消費支出(PCEデフレータ)が発表。総合価格指数=前月比で0.4%と前回(0.2%)から上昇し、市場予想と一致した。前年比では3.5%と2カ月連続で上昇し、市場予想と一致した。インフレ指標として重視されるコア価格指数=前月比で0.1%と前回(0.2%)から低下し、市場予想の中央値である0.2%を下回った。前年比では3.9%と前回(4.3%)から低下し、市場予想と一致した。インフレ高進への懸念が和らぎ、外国為替市場では対主要通貨でドル売りが進行。ドル建てで取引される金は割安感が好感され、一時1,896ドルの高値を付けた。同日に欧州連合(EU)統計局より9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表。総合=前年比で4.3%と前回(5.2%)から低下し、市場予想の中央値である4.5%を下回った。コア=前年比で4.5%と前回(5.3%)から低下し、市場予想の中央値である4.8%を下回った。インフレ率は予想外に鈍化し、欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測が後退。ユーロドルの上値は限定的となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期にわたるとの見方は根強く、債券市場では米長期金利が高水準で推移。外国為替市場ではドル高基調が継続し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となっている。