- 国内公表（買取価格1gあたり）
- 金 9,724円 （＋212）
- プラチナ 4,625円 （＋141）
- NY市場（終値ドル/トロイオンス）
- NY金 1,864.30ドル （＋19.10）
- NYプラチナ 888.80ドル （＋7.30）
10/9、ニューヨーク市場の金相場は2日続伸。始値1,861.00ドル、高値1,877.30ドル、安値1,857.50ドル、終値1,864.30ドル、前日＋19.10（＋1.04%）。イスラム原理主義組織「ハマス」とイスラエル軍の報復戦争が激化しており、事態のさらなる悪化が懸念される中、市場では中東情勢の地政学的な不安からリスク回避の動きが強まり、金は安全資産としての魅力が高まっている。一方、米連邦準備制度理事会（FRB）のジェファーソン副議長は9日、「債券利回りの上昇を通じた金融引き締めを引き続き認識する」と述べ、景気が抑制されないよう慎重に進めると語った。同日に米ダラス連銀のローガン総裁も金融政策に言及し、最近の米長期債利回りの急上昇は追加利上げの必要性を低くする可能性があるとの見解を示した。これらを受けて投資家らの間では、FRBによる金融引き締めが長期にわたるとの見方が後退した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では対主要通貨でドル売り優勢となり、ドル建てで取引される金は割安感が高まった。10月10日9時30分現在、ロンドン金は1,860ドル台で推移しています。