- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 9,843円 (+119)
- プラチナ 4,635円 (+51)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,887.30ドル (+12.00)
- NYプラチナ 893.00ドル (+2.80)
10/11、ニューヨーク市場の金相場は4日続伸。始値1,873.70ドル、高値1,890.90ドル、安値1,871.70ドル、終値1,887.30ドル、前日+12.00(+0.64%)。米労働省統計局より9月の卸売物価指数(PPI)が発表。前月比で0.5%上昇し、市場予想の0.3%上昇を上回った。前回は0.7%上昇だった。前年比では2.2%上昇し、市場予想の1.6%上昇を上回った。前回は2.0%上昇(速報値1.6%上昇)に上方修正された。食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比で0.3%上昇し、市場予想の0.2%上昇を上回った。前回は0.2%上昇だった。前年比では2.7%上昇し、市場予想の2.3%上昇を上回った。前回は2.5%上昇(速報値2.2%上昇)に上方修正された。エネルギー高がインフレ抑制に水を差しているとみられ、中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の上昇も懸念された。同日に米連邦準備制度理事会(FRB)より9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表。多くの参加者があと1回の利上げを支持していたことが明らかとなった。また、タカ派的として知られるFRBボウマン理事は講演で、政策金利をさらに引き上げ、景気抑制的な金利水準を維持する必要があるとの考えを示した。FRBによる金融引き締め長期化観測が強まり、一部の主要通貨ではドル買いが優勢となった。一方、中東情勢の地政学的リスクの高まりから、安全資産への資金逃避は継続。債券市場では米長期金利が低下し、外国為替市場では対ユーロでドル売り優勢の展開。金は安全資産としての需要から節目である1,900ドルに近づいた。10月12日9時30分現在、ロンドン金は1,870ドル台で推移しています。