- 国内公表(買取価格1gあたり)※10/23追記
- 金 10,389円 (-11)
- プラチナ 4,678円 (+32)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,994.40ドル (+13.90)
- NYプラチナ 905.10ドル (+6.90)
10/20、ニューヨーク市場の金相場は4日続伸。始値1,988.00ドル、高値2,009.20ドル、安値1,983.70ドル、終値1,994.40ドル、前日+13.90(+0.70%)。イスラム組織ハマスとイスラエルの報復戦争は激化の一途をたどり、双方の死者数は5000人を超えている。そんな中、イスラエルのガラント国防省は19日、ガザの境界付近に集結した歩兵隊に対し「ガザを内側から見る日は近い」と述べ、ガザへの地上侵攻が近いことを改めて示唆した。また、ハマスが即時停戦を条件に人質(200人以上)の一部を解放すると提案したものの、これに対しイスラエルは応じなかった。各国では停戦を求めるデモが行われ、罪のない一般市民への早急な人道的支援が求められている。中東情勢の緊迫化を背景に投資家らのリスク回避姿勢は強まり続けており、この日も金などの安全資産への資金逃避が台頭。米株式市場では主要株価指数が連日下落し大幅安となっている。ニューヨーク・債券市場では国債が買われ長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では米長期金利の先高観が意識され売り買いが交錯した。一方、アトランタ連銀のボスティック総裁は20日、米CNBCとのインタビューで「金融緩和の議論は2024年後半以降になる」との見解を述べ、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期にわたるとの見方が強まった。同日に発表された9月のドイツ生産者物価指数(PPI)は、前年比でマイナス14.7%と市場予想のマイナス14.2%を下回った。前回のマイナス12.6からさらに低下し、ユーロ圏のインフレ圧力が和らぐとの期待が広がった。