国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,460円 (+66)
プラチナ 4,712円 (+72)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,994.90ドル (+8.80)
NYプラチナ 912.40ドル (+20.50)

10/25、ニューヨーク市場の金相場は3日ぶり反発。始値1,982.70ドル、高値1,998.60ドル、安値1,973.60ドル、終値1,994.90ドル、前日+8.80(+0.44%)。米商務省センサス局より9月の米新築住宅販売件数が発表。前年比で12.3%増の75万9000件となり、市場予想の中央値である68万5000件を大幅に上回った。前回は67万6000件(速報値67万5000件)に上方修正された。2022年2月以来の高水準となり、中古住宅の在庫不足が新築住宅購入への追い風となった。消費者の購買意欲は依然として底堅いと受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方が強まった。同日に発表されたドイツIfo景況感指数は86.9となり、市場予想の85.8を上回った。前回は85.8(速報値85.7)に上方修正された。予想以上の改善が示されたものの、ドイツ経済の先行きについてエコノミストの間では意見が分かれた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識され対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、イスラム組織ハマスとイスラエルの報復戦争は悪化の一途をたどり、死者数は双方あわせて8000人を超えた。イスラエル軍による空爆は激化していて、ガザ地区の死者は6500人に上っている。中東情勢の地政学的リスクは高まりを続け、有事の金は安全資産としての逃避先として底堅く推移した。10月26日9時30分現在、ロンドン金は1,980ドル台で推移しています。