国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,421円 (-7)
プラチナ 4,706円 (-63)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,973.50ドル (-15.10)
NYプラチナ 898.00ドル (-19.60)

11/7、ニューヨーク市場の金相場は2日続落。始値1,984.80ドル、高値1,985.20ドル、安値1,962.80ドル、終値1,973.50ドル、前日比-15.10(-0.76%)。この日は米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言が相次いだものの、目新しい情報はなく市場への影響は限定的だった。FRBによる利上げサイクルが終了するとの観測が台頭する中、金融引き締めが長期にわたるとの見方は根強いまま。7日のニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。一方、9月のドイツ鉱工業生産指数が発表され、前月比で1.4%低下と市場予想の0.1%低下を予想以上に下回った。前回は0.1%低下(速報値0.2%低下)に上方修正された、前年比では3.7%低下と市場予想の2.6%低下を下回った。前回は1.9%低下(速報値2.0%低下)に上方修正された。9月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)は、前月比で0.5%上昇と市場予想の0.4%上昇を上回った。前回は0.7%上昇(速報値0.6%上昇)に下方修正された。前年比では12.4%低下と市場予想と一致。前回は11.5%低下だった。外国為替市場ではユーロ圏経済の先行き懸念が意識され、対ユーロでドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、FRBパウエル議長のハト派寄りの発言や、弱い内容の米雇用統計を受けて急速にドル安が進んだこともあり、ドルを買い戻す動きもみられた。11月8日9時30分現在、ロンドン金は1,960ドル台で推移しています。