- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,431円 (+78)
- プラチナ 4,569円 (-35)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,969.80ドル (+12.00)
- NYプラチナ 862.80ドル (-8.70)
11/9、ニューヨーク市場の金相場は4日ぶり反発。始値1,955.50ドル、高値1,971.50ドル、安値1,948.30ドル、終値1,969.80ドル、前日比+12.00(+0.61%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9日、国際通貨基金(IMF)会議で金融政策について言及。現在の引き締め水準がインフレ目標の2%に向けて十分かどうかは「確信できない」とし、さらなる金融引き締めが適切ならば「躊躇しない」との考えを示した。また、今後もデータを精査し慎重に判断していくと語った。パウエル議長の発言を受けて、市場ではFRBによる追加利上げ観測が再燃した。同日に発表された先週の米新規失業保険申請件数は、21万7000件と市場予想の21万8000件を下回った。前回は21万2000件(速報値21万件)に上方修正された。失業保険の継続受給者数は183万4000件となり、前回の181万2000件(速報値181万8000件)から2万2000件増加した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識され、対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。ただ、この日の金は買い戻しもみられ、終値ベースではプラス圏で取引を終えた。11月10日9時30分現在、ロンドン金は1,950ドル台で推移しています。