- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,433円 (+33)
- プラチナ 4,755円 (+78)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,964.30ドル (-2.20)
- NYプラチナ 902.00ドル (+9.20)
11/15、ニューヨーク市場の金相場は3日ぶり反落。始値1,966.90ドル、高値1,979.20ドル、安値1,958.80ドル、終値1,964.30ドル、前日比-2.20(-0.11%)。米商務省センサス局より10月の米小売売上高が発表。前月比で0.1%減と市場予想の0.3%減を上回った。前回は0.9%増(速報値0.7%増)に上方修正された。市場予想を上回ったものの、7カ月ぶりのマイナスと個人消費の鈍化が示された。また、米労働省統計局より10月の米生産者物価指数(PPI)が発表。総合指数=前月比で0.5%低下と市場予想の0.1%上昇を下回った。前回は0.4%上昇(速報値0.5%上方修正)に下方修正された。前月比では1.3%上昇と市場予想の1.9%上昇を下回った。前回は2.2%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数=前月比で横ばい(0.0%)と市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.2%上昇(速報値0.3%上昇)に上方修正された。前年比では2.4%上昇と市場予想の2.9%上昇を下回った。前回は2.7%上昇だった。米経済指標は強弱入り混じる内容だったものの、市場関係者の間では米景気は底堅いと受け止められた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇に転じ、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識され、対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、同日に発表された10月の英消費者物価指数(CPI)は、前月比で横ばい(0.0%)と市場予想の0.1%を下回った。前回は0.5%だった。前年比では4.6%と市場予想の4.8%を下回った。前回の6.7%から予想以上に鈍化し、伸び率は2021年10月以来の低水準となった。これを受けて英スナク首相は公約であるインフレ率の半減を達成したとの声明を発表した。