- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,573円 (+58)
- プラチナ 4,831円 (+52)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,060.20ドル (+27.20)
- NYプラチナ 950.20ドル (+27.00)
11/28、ニューヨーク市場の金は3日続伸。始値2,035.10、高値2,064.20、安値2,031.60、終値2,060.20、前日比+27.20(+1.34%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は28日、ワシントンのイベントでの講演で金融政策に言及し、利下げの可能性を示唆した。ウォラー理事は「インフレ率を目標である2%に戻す為に、現在の政策が好位置にあるとの確信を強めている」とし、「あと何カ月先か分からないが、物価上昇ペースの鈍化が続き、インフレ率が低下に向かっているという確信が持てれば、政策金利の引き下げを始めることができる」との見解を示した。また、「最近の鈍化が持続するかどうか確信するには時期尚早だ」とも述べ、FRBが十分な措置をしたと言いきることはできないと強調した。これを受けて市場では早期の利下げ観測が台頭し、利下げ転換を織り込む動きが広がった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識され、対主要通貨でドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。同日に発表された11月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数は、102.0と市場予想の101.0を上回った。前回は99.1(速報値102.6)に下方修正された。4カ月ぶりの上昇となったものの、約3分の2の消費者は依然として景気後退を懸念している。11月29日9時30分現在、ロンドン金は2,040ドル台で推移しています。