- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,610円 (+40)
- プラチナ 4,791円 (+21)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,057.20ドル (-9.90)
- NYプラチナ 935.90ドル (-5.50)
11/30、ニューヨーク市場の金は5日ぶり反落。始値2,065.40ドル、高値2,067.40ドル、安値2,051.20ドル、終値2,057.20ドル、前日比-9.90(-0.48%)。米商務省より10月のPCEデフレータが発表。PCEコア指数=前月比で0.2%上昇となり、市場予想の0.2%上昇と一致した。前回は0.3%上昇だった。前年比では3.5%上昇となり、市場予想と一致した。前回は3.7%上昇だった。PCE総合指数=前月比で横ばいとなり、市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.4%上昇だった。前年比では3.0%上昇となり、市場予想の3.1%上昇を下回った。前回は3.4%上昇だった。個人所得は前月比で0.2%上昇となり、市場予想と一致した。前回は0.4%上昇(速報値0.3%上昇)に上方修正された。個人支出は前年比で0.2%上昇となり、市場予想と一致した。前回は0.7%上昇だった。インフレ圧力は鈍化し、米景気は減速していると受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが終了するとの見方が強まった。同日に米労働省より先週の新規失業保険申請件数が発表。前週比7000件増の21万8000件となり、市場予想と一致した。前回は21万1000件(速報値20万9000件)に上方修正された。また、この週は感謝祭の祝日が含まれている。失業保険継続受給者数は8万6000件増の192万7000件となり、2021年後半以来の高水準となった。米労働市場の緩和が示されたものの、FRBが利下げ転換を検討するには強すぎるとの声も聞かれた。一方、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁がインタビューで、利下げに対し否定的な姿勢を示した。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も再び利上げに踏み切る可能性を示し、市場関係者の間で強まっていた早期の利下げ観測が後退した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇に転じ、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識され、対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。12月1日9時30分現在、ロンドン金は2,040ドル台で推移しています。