- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,502円 (+37)
- プラチナ 4,583円 (-51)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,047.90ドル (+11.60)
- NYプラチナ 893.70ドル (-12.90)
12/6、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,037.80ドル、高値2,053.40ドル、安値2,035.30ドル、終値2,047.90ドル、前日比+11.60(+0.57%)。米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)より11月の雇用統計が発表。前月比で10万3000人増となり、市場予想の中央値である12万5000人増を下回った。前回は10万6000人増に(速報値11万3000人増)に下方修正された。先日発表された10月の米雇用動態調査(JOLTS)に続き、米ADP雇用統計も弱い内容だったことで、労働市場が緩和に向かっているとの見方が一段と強まった。同日に米供給管理協会(ISM)より11月の非製造業景気指数が発表。前月比で52.7となり、市場予想の中央値である52.3を上回った。前回の51.8から0.9ポイント上昇し、景気拡大・縮小の境目である50.0を11カ月連続で上回った。新規受注は55.5と前回から横ばいとなったものの、サービス業を取り巻く環境は依然として堅調であると受け止められた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。一方、先日に欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が金融政策に言及し、直近のインフレ統計を鑑みて「追加利上げの可能性は低い」との見解を示した。タカ派的とされる同氏のハト派寄りの発言を受けて、早期の利下げ転換を織り込む動きが台頭していて、欧州国債利回りは急速に低下している。外国為替市場では米長期金利の低下により金利差の縮小が意識されたものの、対ユーロでは逆相関を無視したドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。12月7日9時30分現在、ロンドン金は2,020ドル台で推移しています。