国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,142円 (-43)
プラチナ 4,717円 (+68)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,993.20ドル (-0.50)
NYプラチナ 931.00ドル (+15.30)

12/12、ニューヨーク市場の金は4日続落。始値1,997.80ドル、高値2,012.50ドル、安値1,992.30ドル、終値1,993.20ドル、前日比-0.50(-0.03%)。米労働省より11月の米消費者物価指数(CPI)が発表。エネルギーと食品を除くコア指数=前月比で0.3%上昇と市場予想と一致。前回は0.2%上昇だった。前年比では4.0%上昇と市場予想と一致。前回は4.0%上昇だった。総合指数=前月比で0.1%上昇と市場予想と一致。前回は0.0%と横ばいだった。前月比では3.1%上昇と市場予想と一致。前回は3.2%上昇だった。11月の米CPIは市場予想と一致したものの、前回から上振れしインフレの根強さが改めて示された。市場関係者の間では早期の利下げ期待は薄まり、2%目標への道のりは険しいと受け止められた。ただ、ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下基調となり、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。一方、ドイツの民間調査会社である欧州経済研究センター(ZEW)より12月の景況感指数が発表。結果は12.8と市場予想の中央値である8.4を大幅に上回った。前回の9.8から予想外の改善となり、欧州経済に対する過度な懸念が後退し、ユーロ・ドルの買い要因となった。また、欧州中央銀行(ECB)による利下げ期待が反映されたとの声も聞かれた。外国為替市場では対ユーロでドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金にとって強材料が台頭したが買いは続かず、終値ベースでは小幅安で取引を終えた。また、13日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控えていて、市場は利下げに関する発言が出るか注目している。12月13日9時30分現在、ロンドン金は1,980ドル台で推移しています。