- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,259円 (-67)
- プラチナ 4,803円 (+27)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,047.70ドル (-4.40)
- NYプラチナ 983.00ドル (+8.60)
12/20、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反落。始値2,053.80ドル、高値2,056.90ドル、安値2,040.60ドル、終値2,047.70ドル、前日比-4.40(-0.21%)。米民間調査会社コンファレンス・ボードより12月の米消費者信頼感指数が発表。結果は110.7と前月から上昇し、市場予想の中央値である104.0を上回った。前回は101.0(速報値102.0)に下方修正された。労働市場とインフレの見通しに対する楽観的な見方が追い風となった。同日に米商務省より11月の米中古住宅販売件数が発表。年率換算で前月比0.8%増の382万件と6ヶ月ぶりに増加。市場予想の中央値である376万件を上回った。前回は379万件だった。住宅ローン金利の低下で好転するとの声も聞かれた一方、供給不足により抑制される可能性も懸念された。米経済指標は米景気の底堅さを示し、幅広い通貨でドルが買われる要因となった。一方、英国家統計局より発表された11月の英消費者物価指数(CPI)は、前年比で3.9%上昇となり、市場予想の4.4%を下回った。前回は4.6%上昇だった。また、11月のドイツ生産者物価指数(PPI)は前年比で7.9%低下し、市場予想の7.6%低下を下回った。前回は11.0%低下だった。ユーロ圏のインフレ鈍化が示され、欧州中央銀行(ECB)が早期に利下げに踏み切るとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利の低下基調が継続し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識された。対ユーロでは逆相関を無視したドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、米株式市場で主要株価指数が急反落したものの、金相場への影響は限定的だった模様。12月21日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。