- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,232円 (-27)
- プラチナ 4,777円 (-26)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,051.30ドル (+3.60)
- NYプラチナ 979.00ドル (-4.00)
12/21、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,044.40ドル、高値2,058.00ドル、安値2,043.30ドル、終値2,051.30ドル、前日比+3.60(+0.18%)。米商務省より第3四半期(7-9月)の米実質国内総生産(GDP)確報値が発表。年率換算で4.9%と速報値5.2%から下方修正。市場予想の5.2%を下回った。前四半期は2.1%だった。米国経済の3分の2を占める個人消費=3.1%と速報値3.6%から下方修正。市場予想の3.6を下回った。前四半期は0.8%だった。PCEデフレータ=3.3%と速報値3.6%から下方修正。市場予想の3.6%を下回った。前四半期は1.7%だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くPCEコアデフレータ=2.0%と速報値2.3%から下方修正。市場予想の2.3%を下回った。前四半期は3.7%だった。同日に発表されたフィラデルフィア連銀景況指数はマイナス10.5となり、市場予想のマイナス3.5を下回った。前回のマイナス5.9からさらに落ち込み、4ヶ月連続のマイナス圏となった。弱い内容の米経済指標を受けて、景気に対する楽観的な見方が後退し、ドルが売られる要因となった。ただ、一方ではインフレ抑制は軌道に乗っていて、来年は上向きになるとの声も聞かれた。この日のニューヨーク・債券市場では国債が売られ長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場ではドル売りが優勢だった。対ユーロでも逆相関を無視したドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。一方、米労働省より先週の米新規失業保険申請件数が発表。2000件増の20万5000件となり、市場予想の21万5000件を下回った。前回は20万3000件(速報値20万2000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は、1000件減の186万5000件となり、市場予想の188万件を下回った。前回は186万6000件(速報値187万6000件)に下方修正された。年末特有の変動を加味しても、米労働市場は依然として底堅いと受け止められた。12月22日9時30分現在、ロンドン金は2,040ドル台で推移しています。