- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,289円 (-48)
- プラチナ 4,952円 (+58)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,083.50ドル (-9.60)
- NYプラチナ 1,023.20ドル (+8.60)
12/28、ニューヨーク市場の金は5日ぶり反落。始値2,089.50ドル、高値2,098.20ドル、安値2,074.60ドル、終値2,083.50ドル、前日比-9.60(-0.46%)。年末の休暇時期で市場参加者は少なく薄商いの中、米労働省より先週の新規失業保険申請件数が発表。前週比1万2000件増の21万8000件となり、市場予想の中央値である21万件を上回った。前回は20万6000件(速報値20万5000件)に上方修正された。2週連続の増加で労働市場の軟化が示唆されたものの、依然として低水準であることから底堅いとも受け止められた。失業保険継続受給者は、前週比1万4000件増の187万5000件となり、市場予想と一致した。前回は186万1000件(速報値186万5000件)に下方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方は根強いものとなっていて、ドルが弱含む要因になっている。この日のニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では対ユーロでドル売りが先行し、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。ただ、売り一巡後は持ち高調整や利益確定目的の買いが優勢となり、金相場は徐々に上げ幅を縮小。終値ベースでは5日ぶりにマイナス圏で取引を終えた。29日も年末特有の換金売りや新年への期待買いが交錯し、値動きが荒くなると予想される。同日に米商務省より発表された11月の卸売在庫(速報値)は、前月比で0.2%減となり、市場予想と一致。前回は0.3%減(速報値0.4%減)に上方修正。市場への影響は限定的だった。12月29日9時30分現在、ロンドン金は2,060ドル台で推移しています。