- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,289円 (休場)
- プラチナ 4,952円 (休場)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,071.80ドル (-11.70)
- NYプラチナ 1,009.20ドル (-14.00)
12/29、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,076.10ドル、高値2,084.10ドル、安値2,067.60ドル、終値2,071.80ドル、前日比-11.70(-0.56%)。年末の休暇時期で市場参加者は少なく薄商いの中、12月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表。結果は46.9となり、市場予想の中央値である50.0を下回った。前回は55.8だった。景気拡大・縮小の境目である50.0を予想外に割り、米景気後退への懸念がドル売りを誘った。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方は根強いものとなっていて、ドルが弱含む要因になっている。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では低調な米経済指標を受けてドルが弱含んだ。ただ、対ユーロでは次第に持ち高調整や利益確定目的でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感から上げ幅を縮小した。この日も年末特有の換金売りや新年への期待買いが交錯。値動きが荒くなり方向感に欠ける展開となった。今年の金は米利下げ観測を皮切りに、リスクの分散先としての需要が一段と高まった。終値ベースでは3年4ヶ月ぶりとなる過去最高値を更新。また、世界的な地政学的リスクへの懸念も高まっていて、来年も安全資産として底堅く推移することが予想されます。