- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,266円 (-23)
- プラチナ 4,842円 (-110)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,042.80ドル (-30.60)
- NYプラチナ 987.10ドル (-11.20)
1/3、ニューヨーク市場の金は大幅反落。始値2,067.90ドル、高値2,074.30ドル、安値2,038.30ドル、終値2,042.80ドル、前日比-30.60(-1.48%)。米リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で金融政策に言及。インフレを抑えつつ景気を緩やかに減速させるソフトランディング(軟着陸)を遂行できる可能性が高まっているとの認識を示した。また、インフレの低下が続いていると確信できるまで数ヶ月のデータが必要とし、追加利上げの可能性は依然として残っていると語った。同日に米労働省より23年11月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表。求人件数は879万件に減少し、市場予想の中央値である883万件を下回った。前回は885万2000件(速報値873万3000件)に上方修正された。2021年3月以来の低水準となり、労働市場の軟化が示唆されたことで、ドルがやや弱含む場面もみられた。ただ、失業者1人あたりの求人件数は1.36件から1.4件に増加していて、依然として強いとの声も聞かれた。ニューヨーク・債権市場では米長期金利が一時4.00%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識された。対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、米供給管理協会より発表された23年12月の米ISM製造業景気指数は、0.7ポイント上昇の47.4となり、市場予想の47.1を上回った。前回は46.7だった。景気拡大・縮小の境目である50を14ヶ月連続で割ったものの、利下げ転換観測を背景に今年は楽観的な見通しが強まっている。1月4日9時30分現在、ロンドン金は2,040ドル台で推移しています。