- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,381円 (+57)
- プラチナ 4,662円 (-39)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,027.80ドル (-5.20)
- NYプラチナ 929.60ドル (-13.90)
1/10、ニューヨーク市場の金は4日続落。始値2,036.00ドル、高値2,046.20ドル、安値2,025.90ドル、終値2,027.80ドル、前日比-5.20(-0.26%)。この日も新規材料に乏しく、持ち高調整や利益確定を目的とした動きが中心となった。また、翌日にはインフレ指標の要となる12月の米消費者物価指数(CPI)が控えており、市場関係者の間では様子見ムードが広がっている。そんな中、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は10日、X(旧Twitter)で「利下げを考えるのは時期尚早だ」と指摘。また、「インフレ率が目標2%へ持続的に向かっていると確信できるまで、政策金利を抑制的な水準で据え置く」とし、「インフレ上振れへの警戒は解いていない」と述べた。ECBが早期に利下げをするとの見方が弱まり、ユーロ・ドルが強含む要因となった。一方、ニューヨーク連銀のウィアムズ総裁も講演で金融政策に言及。「目標を完遂するため、しばらくは抑制的なスタンスを維持する必要がある」とし、「利下げには一層のデータが必要」との認識を示した。ニューヨーク・債権市場では米長期金利の上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識された。ただ、対ユーロではシュナーベル理事の発言でドルが弱含み、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。1月11日9時30分現在、ロンドン金は2,020ドル台で推移しています。