国内公表(買取価格1gあたり)※1/15追記
金 10,452円 (+75)
プラチナ 4,605円 (-39)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,051.60ドル (+32.40)
NYプラチナ 921.10ドル (+1.50)

1/12、ニューヨーク市場の金は6日ぶり反発。始値2,033.20ドル、高値2,067.30ドル、安値2,033.10ドル、終値2,051.60ドル、前日比+32.40(+1.60%)。アメリカ軍とイギリス軍は11日、紅海を航行する商船に攻撃を繰り返すフーシ派への報復措置として、イエメンのイラン武装組織フーシ派の拠点に大規模な空爆をしたと発表。これに対しフーシ派の報道官はさらなる報復を行うと強調し、戦闘の拡大が懸念された。中東の地政学的リスクの高まりを受けて、金は安全資産としての需要から急反発した。その後、米労働省より23年12月の米生産者物価指数(PPI)が発表。総合指数=前月比でと0.1%低下となり、市場予想の0.1%を下回った。前回は0.1%低下(速報値0.0%)に下方修正された。前年同月比では1.0%となり、市場予想の1.3%を下回った。前回は0.8%(速報値0.9%)に下方修正された。エネルギーと食品を除くコア指数=前月比で0.0%と横ばいとなり、市場予想の0.2%を下回った。前回も0.0%と横ばいだった。前年同月比では1.8%となり、市場予想の2.0%を下回った。前回は2.0%だった。弱い内容の米PPIを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ観測が再燃。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。ただ、対ユーロでは同国の長期金利低下に伴いドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は上げ幅を縮小も底堅く推移した。