国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,472円 (-38)
プラチナ 4,594円 (-22)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,006.50ドル (-23.70)
NYプラチナ 889.60ドル (-14.80)

1/17、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,031.70ドル、高値2,036.10ドル、安値2,004.60ドル、終値2,006.50ドル、前日比-23.70(-1.17%)。イギリス国会統計局より12月の英消費者物価指数(CPI)が発表。総合指数=前年同月比で4.0%と前回の3.9%から上昇し、市場予想の3.8%を上回った。コア指数=前年同月比で5.1%と前回から横ばいとなり、市場予想の5.0%を上回った。23年2月から鈍化傾向だったものの、再び伸びが加速した。ただ、同日に発表された英生産者物価指数(PPI)は市場予想を下回り、物価上昇圧力の鈍化が示されていて、強弱入り混じる内容となった。同日に米商務省より23年12月の小売売上高が発表。総合=前月比で0.6%と市場予想の0.4%を上回った。前回は0.3%だった。コア=前月比で0.4%と市場予想の0.2%を上回った。前回は0.2%だった。2カ月連続の増加となり、米景気の底堅さが改めて示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方が後退。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.1%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は17日、ブルームバーグのインタビューに応じ、夏に利下げを開始する可能性は高いとしたものの、インフレ率が目標の2%に持続的に向かっていると確信できるまで、勝利宣言はできないと語った。また、決定はデータ次第とし、利下げに慎重な姿勢を示した。1月18日9時30分現在、ロンドン金は2,000ドル台で推移しています。