- 国内公表（買取価格1gあたり）
- 金 10,534円 （－3）
- プラチナ 4,757円 （＋55）
- NY市場（終値ドル/トロイオンス）
- NY金 2,044.60ドル （＋8.50）
- NYプラチナ 938.30ドル （＋17.00）
1/29、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,043.00ドル、高値2,056.20ドル、安値2,037.70ドル、終値2,044.60ドル、前日比＋8.50（＋0.42％）。30－31日にかけて米連邦公開市場委員会（FOMC）が開催。米連邦準備制度理事会（FRB）は政策金利を据え置くと見込まれていて、FOMC後の記者会見で利下げ時期を見極めたいとの思惑が広がっている。そんな中、アメリカのバイデン大統領は28日、中東のヨルダン北東部にある米軍拠点が無人機攻撃を受け、アメリカ軍の兵士が3人死亡したことを明らかにした。イスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、アメリカ軍の兵士が死亡したのは初めてで、中東情勢のさらなる悪化が懸念された。地政学的リスクの高まりを受けて、金は安全資産としての需要から急伸し、一時2,056ドルの高値を付けた。一方、この日は欧州中央銀行（ECB）理事会メンバーによる金融政策への言及が相次いだ。カジミール・スロバキア中銀総裁は利下げ開始は4月より6月の公算が大きいとの考えを示した。また、センテノ・ポルトガル中銀総裁は早めに利下げを小刻みにするべきと指摘した。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ、米長期金利が4.070%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。ただ、対ユーロではECBによる利下げ観測の強まりで一時ドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。1月30日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。