- 国内公表(買取価格1gあたり)※2/12追記
- 金 10,691円 (休場)
- プラチナ 4,651円 (休場)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,038.70ドル (-9.20)
- NYプラチナ 878.20ドル (-15.80)
2/9、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,049.70ドル、高値2,051.90ドル、安値2,034.30ドル、終値2,038.70ドル、前日比-9.20(-0.45%)。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。足元では米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方が後退していて、米長期金利は上昇基調となっている。そんな中、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁が金融政策に言及。ラトビア・ラジオのインタビューで、春の利下げ期待について「楽観的ではない」とし、「インフレ率が再び上昇する事態は避けなければならない」と指摘。また、利下げ時期については「データ次第」と述べた。同日に理事会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁も金融政策に言及。LCIテレビの番組で、「インフレの抑制は進展している」とし、「年内に利下げをする公算が大きい」との考えを示した。その後、米労働省統計局より消費者物価指数(CPI)改定値が発表。第4四半期の食品とエネルギーを除くコア指数は、3.3%のまま修正はされなかった。23年12月の前月比は0.2%(速報値0.3%)に下方修正された。上振れへの警戒感が和らぎ、米国債が買われる場面もみられた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.18%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では週末を前に持ち高調整の動きでドルが弱含んだものの、米長期金利の上昇に伴い上値を抑えられた。