- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,776円 (+33)
- プラチナ 4,616円 (-50)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,042.70ドル (-1.40)
- NYプラチナ 885.10ドル (-11.90)
2/28、ニューヨーク市場の金は小反落。始値2,039.70ドル、高値2,047.40、安値2,033.40ドル、終値2,042.70ドル、前日比-1.40(-0.07%)。29日に発表される1月の米個人消費支出(PCE)を控え様子見ムードが広がる中、米商務省より第4四半期の米実質GDP(改定値)が発表。年率換算で前期比3.2%増と市場予想の3.3%増を下回った。速報値は3.3%増。前四半期は5.2%増だった。個人消費は、年率換算で前期比3.0%増と市場予想の2.8%増を上回った。速報値は2.8%増。前四半期は3.6%増だった。GDPデフレータは、年率換算で前期比1.6%と市場予想の1.5%を上回った。速報値は1.5%増。前四半期は3.6%増だった。PCEコアデフレータは、年率換算で前期比2.1%増と市場予想の2.0%増を上回った。速報値は2.0%増。前四半期は2.3%増だった。米実質GDP(改定値)の伸びは前期から縮小したものの、6四半期連続のプラスとなり、高金利の中でも米景気は底堅いと受け止められた。1月の米卸売在庫(速報値)は、-0.1%と市場予想の0.1%を下回った。前回は0.4%だった。同日、ボストン連銀のコリンズ総裁は、「年内の利下げが適切になる可能性が高い」と述べたものの、「インフレ率を目標2%に戻す道のりは平坦ではない」と指摘。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、「2%のインフレ目標達成には、まだ長い道のりがある」と述べ、「データ、経済見通し、リスクに注視し、当局の目標を最も達成できる金融政策の適切な道筋を評価する」との認識。利下げ時期に関する新たな手掛かりは得られなかった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含み、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。2月29日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。