国内公表(買取価格1gあたり)
金 11,296円 (+91)
プラチナ 4,824円 (+86)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,180.80ドル (+14.70)
NYプラチナ 944.90ドル (+16.70)

3/13、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,163.60ドル、高値2,185.60、安値2,161.30ドル、終値2,180.80ドル、前日比+14.70(+0.68%)。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。翌日には2月の米生産者物価指数(PPI)や米小売売上高の発表を控えており、持ち高調整で米国債を売る動きが広がった。一方、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は13日、「将来的な利下げの可能性について議論した」とし、経済がECBの予測に沿った場合、「今後数回の会合で利下げを開始する可能性がある」と説明した。同理事会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁はラジオ番組で春の利下げを示唆し、「4月より6月の可能性が高い」との見方を示した。同日に米エネルギー省より石油在庫統計が発表。原油在庫は前週比-153.6万バレル。前回は136.7万バレルだった。ガソリン在庫は前週比-566.2万バレル。前回は-446.0万バレルだった。留出油在庫は前週比88.8万バレル。前回は-413.1万バレルだった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.19%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識された。ただ、対ユーロでは逆相関を無視してドルが弱含み、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。また、金は利下げ期待に伴うリスクの分散先としての需要から上げ幅を拡大した。3月14日9時30分現在、ロンドン金は2,170ドル台で推移しています。