- 国内公表（買取価格1gあたり）
- 金 11,344円 （＋30）
- プラチナ 4,738円 （－105）
- NY市場（終値ドル/トロイオンス）
- NY金 2,185.90ドル （＋24.40）
- NYプラチナ 921.20ドル （－22.30）
3/18、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,181.40ドル、高値2,188.70、安値2,170.80ドル、終値2,185.90ドル、前日比＋24.40（＋1.13％）。先週発表された2月の米生産者物価指数（PPI）は力強く、インフレの高止まりを匂わせる内容だった。足元では米景気の底堅さを示す経済指標が相次いでおり、米連邦準備制度理事会（FRB）による利下げが遅くなるとの見方が優勢になっている。米国では19日から20日にかけて米連邦公開市場委員会（FOMC）会合が開催。金利の据え置きが見込まれる一方、FRBが年内3回の利下げ見通しを維持するのか、または修正するかが注目されている。国内では18日から19日にかけて日銀による金融政策決定会合が開催。マイナス金利政策の解除の決定や、長短金利操作（イールドカーブ・コントロール）の撤廃が見込まれており、2007年以来17年ぶりとなる利上げの行方に関心が集まっている。週明けは主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。市場は日銀による金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から、様子見ムードが強まっている。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識され対ユーロでドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は弱材料が台頭したものの、重要イベントを前に持ち高調整の買いで底堅く推移した。3月19日9時30分現在、ロンドン金は2,160ドル台で推移しています。