- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 11,893円 (+229)
- プラチナ 4,794円 (+58)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,238.40ドル (+25.70)
- NYプラチナ 921.10ドル (+11.40)
3/28、ニューヨーク市場の金は4日続伸。始値2,215.70ドル、高値2,256.90、安値2,207.50ドル、終値2,238.40ドル、前日比+25.70(+1.16%)。米商務省より第4四半期の米実質GDP(確報値)が発表。年率換算で前期比3.4%と改定値の3.2%から上方修正。前四半期は4.9%だった。個人消費は前期比3.3%と改定値の3.0%から上方修正。前四半期は3.1%だった。GDPデフレーターは前期比1.6%と横ばい。前四半期は3.3%だった。PCEコアデフレーターは前期比2.0%と改定値の2.1%から下方修正。前四半期は2.0%だった。先週の米新規失業保険申請件数は、前週比2000件減の21万件となり、市場予想の21万2000件を下回った。前回は21万2000件(速報値21万件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は、2万4000件増の181万9000件。前回は179万5000件(速報値180万7000件)に下方修正された。2月の米中古住宅販売成約数は、前月比で1.6%と市場予想の1.1%を上回った。前回は-4.7%(速報値-4.9%)に上方修正された。3月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は79.4と市場予想の76.5を上回った。前回は76.9だった。1年先のインフレ期待は2.9%と、前月の3.0%から低下した。米シカゴ購買部協会景気指数は41.4と市場予想の46.0を下回った。前回は44.0だった。米経済指標は総合的に力強い内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は弱材料が台頭したものの、年内3回の利下げ見通しを背景に、リスクの分散先としての需要が拡大していて、終値ベースで2,238.40ドルと連日最高値を更新。国内公表価格も+41と3月22日ぶりの最高値(小売価格=11,773円、買取価格=11,664円)を更新した。