国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,169円 (-107)
プラチナ 4,865円 (-71)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,308.50ドル (-6.50)
NYプラチナ 952.60ドル (+6.10)

4/4、ニューヨーク市場の金は8日ぶり反落。始値2,321.00ドル、高値2,325.30、安値2,298.70ドル、終値2,308.50ドル、前日比-6.50(-0.28%)。欧州委員会統計局より2月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)が発表。前月比で1.0%減と市場予想の0.6%減を下回った。前回は0.9%減だった。前年比で8.3%減と市場予想の8.5%減を上回った。前回は8.0%減(速報値8.6%減)に上方修正された。米労働省より先週の新規失業保険申請件数が発表。前週比9000件増の22万1000件となり、市場予想の21万4000件を上回った。前回は21万2000件(速報値21万件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比1万9000件減の179万1000件。前回は181万件(速報値181万9000件)に下方修正された。一方、この日は米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言が相次いだ。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は年内2回の利下げを予想していたが、「インフレの高止まりが続くようであれば、今年は利下げを実施しない可能性がある」と指摘した。足元では力強い経済指標が散見していて、市場関係者は5日に発表される3月の雇用統計に注目している。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場の対ユーロは逆相関を無視してドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は8日ぶりの反落となり、最高値更新に歯止めがかかった。日本国内公表価格は+88円と6日連続で最高値(小売価格=12,386円、買取価格=12,276円)を更新した。ウクライナや中東を巡る地政学的リスクの高まりや、年内の利下げ見通しを背景にリスクの分散先として金は需要が拡大。ただ、一部の市場関係者からは買われ過ぎとの見方もでている模様。4月5日9時30分現在、ロンドン金は2,280ドル台で推移しています。