国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,578円 (+65)
プラチナ 5,161円 (+52)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,362.40ドル (+11.40)
NYプラチナ 984.10ドル (+9.60)

4/9、ニューヨーク市場の金は3日続伸。始値2,358.10ドル、高値2,384.50ドル、安値2,355.70ドル、終値2,362.40ドル、前日比+11.40(+0.48%)。米セントルイス連銀前総裁のジェームズ・ブラード氏は9日、ブルームバーグとのインタビューで、「米経済の底堅さが続き、インフレの低下が鈍化しても、年内3回の利下げが見込まれる」と語った。また、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の発言を「額面通り受け止めるべきだ」と指摘した。パウエル議長は3日、スタンフォード大学での講演で利下げを急がないとの認識を示したが、大半の当局者が「年内のある時点」で、利下げが適切になるとの見方で一致していると語った。ここ最近はFRB高官から利下げに内向きな発言が相次いでいて、政策金利の引き下げが遅くなるとの予想が強まっている。一方、FRBがインフレ指標として重視する3月の消費者物価指数(CPI)が10日に発表予定のため、市場関係者の間では様子見ムードが強まっている。総合指数の予想は、前月比で0.3%上昇。前回は0.4%上昇。前月比では3.4%上昇。前回は3.2%上昇。エネルギーと食品を除くコア指数の予想は、前月比で0.3%上昇。前回は0.4%上昇。前年比では3.7%上昇。前回は3.8%上昇。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下した。3月のCPI発表を前に持ち高調整で債権が買われ、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが強含んだ。対ユーロではドル買いがやや優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は終値ベースで2,362.40ドルと、3日連続で最高値を更新。日本国内公表価格も+180円と2日連続で最高値(小売価格=12,622円、買取価格=12,513円)を更新した。4月10日9時30分現在、ロンドン金は2,350ドル台で推移しています。