国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,822円 (+245)
プラチナ 5,233円 (+108)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,372.70ドル (+24.30)
NYプラチナ 988.00ドル (+11.60)

4/11、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,351.70ドル、高値2,395.60ドル、安値2,343.10ドル、終値2,372.70ドル、前日比+24.30(+1.03%)。欧州中央銀行(ECB)は11日、5会合連続となる政策金利の据え置きを決定。声明では「インフレが持続的に収束しているとの確信を得られれば、金利を現在の水準から引き下げることが適切になる」と説明。経済データが想定通りに進めば、6月の会合で利下げをするとの認識を示した。一方、米労働省労働統計局(BLS)より3月の生産者物価指数(PPI)が発表。総合指数は、前月比で0.2%と市場予想の0.4%を下回った。前回は0.6%だった。前年比では2.1%と市場予想の2.2%を下回った。前回は1.6%だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比で0.2%と市場予想と一致した。前回は0.3%だった。前年比では2.4%と市場予想の2.2%を上回った。前回は2.1%(速報値2.0%)に上方修正された。同刻に米労働省雇用統計局より先週の新規失業保険申請件数が発表。前週比1万1000件減の21万1000件となり、市場予想の21万4000件を下回った。前回は22万2000件(速報値22万1000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は、前週比2万8000件増の181万7000件となり、市場予想の179万9000件を上回った。前回は178万9000件(速報値179万1000件)に下方修正された。米生産者物価指数(PPI)の一部が市場予想を下回ったことで、発表後はドル売りが進む場面もみられた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇。昨年11月以来の高水準を維持し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金はリスクの分散先としての需要が拡大していて、終値ベースで2,372.70ドルと2日ぶりに最高値を更新した。4月12日9時30分現在、ロンドン金は2,370ドル台で推移しています。