- 国内公表(買取価格1gあたり)※4/15追記
- 金 12,756円 (-66)
- プラチナ 5,189円 (-44)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,374.10ドル (+1.40)
- NYプラチナ 1,001.70ドル (+13.70)
4/12、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,389.40ドル、高値2,448.80ドル、安値2,350.60ドル、終値2,374.10ドル、前日比+1.40(+0.06%)。アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は11日、イラン側の報復攻撃が48時間以内に行われるとし、イスラエル側は攻撃に備えていると報じた。1日にシリアのイラン大使館はイスラエルによるとみられるミサイル攻撃を受け、イランのアブドラヒアン外相は報復をアメリカ側に示唆していた。ただ、イランの関係者によると最終決定はしていないとも伝わっていて、情報が錯綜し緊張が高まっている。一方、米ボストン連銀のコリンズ総裁はロイターとのインタビューで、「年内2回の利下げを想定している」との見解を示した。ブルームバーグとのインタビューでは、「インフレが低下し続ける見通しに変更はない」とした上で、「最近のインフレ上振れは一時的なものなのか、懸念すべきものなのかを判断するのは時期尚早」と語った。この日は米ミシガン大学より4月の消費者信頼感指数(速報値)が発表。結果は77.9と市場予想の78.8を下回った。前回は79.4だった。1年先のインフレ期待は3.1%と、前月の2.9%から上昇。5年先のインフレ期待も3.0%と、前月の2.8%から上昇した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識された。対ユーロでは逆相関を無視してドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。欧州中央銀行(ECB)による6月の利下げ観測や、中東情勢の緊迫化がドル買いを後押しする要因となった。金は中東情勢を巡る地政学的リスクの高まりを受けて、安全資産としての需要から一時2,448.80ドルの高値を付けた。終盤にかけて下げ幅を拡大したものの、終値ベースで2,374.10ドルと2日連続で最高値を更新。日本国内公表価格は+245円と4日連続で最高値(小売価格=12,931円、買取価格=12,822円)を更新した。