国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,769円 (休場)
プラチナ 5,200円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,309.60ドル (-1.40)
NYプラチナ 962.60ドル (+7.70)

5/2、ニューヨーク市場の金は小反落。始値2,329.90ドル、高値2,336.10ドル、安値2,294.30ドル、終値2,309.60ドル、前日比-1.40(-0.06%)。第1四半期(1-3月期)の非農業部門労働生産指数は、前期比で0.3%となり、市場予想の0.5%を下回った。前四半期は3.5%(速報値3.3%)に上方修正された。単位労働コストは前期比で4.7%となり、市場予想の4.0%を上回った。前四半期は横ばい(速報値0.4%)に下方修正された。労働生産指数は伸びが減速した一方、単位労働コストは約1年ぶりの大幅な伸びとなり、インフレの高止まりが懸念された。先週(4/21-27)の米新規失業保険申請件数は、前週比横ばいの20万8000件となり、市場予想の21万2000件を下回った。前週は20万8000件(速報値20万7000件)に上方修正された。米失業保険継続受給者数は、前週比横ばいの177万4000件となり、市場予想の179万件を下回った。前週は177万4000件(速報値178万1000件)に下方修正された。3月の米製造業新規受注は、前月比で1.6%となり、市場予想の2.1%を下回った。前回は1.2%(速報値1.4%)に下方修正された。3月の米耐久財受注(確報値)は、2.6%と市場予想と一致。輸送機器を除くコアも、0.2%と市場予想と一致した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要、ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。ただ、利下げ開始時期の不透明感は強まり続けていて、パウエル議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、従来の予想より時間がかかるとの認識を示した。5月3日9時30分現在、ロンドン金は2,300ドル台で推移しています。