- 国内公表（買取価格1gあたり）
- 金 12,630円 （－18）
- プラチナ 5,277円 （＋135）
- NY市場（終値ドル/トロイオンス）
- NY金 2,324.20ドル （－7.00）
- NYプラチナ 988.40ドル （＋23.50）
5/7、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,334.80ドル、高値2,338.70ドル、安値2,318.20ドル、終値2,324.20ドル、前日比－7.00（－0.30％）。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しかった。米連邦準備制度理事会（FRB）高官の発言が警戒される中、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が金融政策に言及。現在の金利水準を長期に渡り維持する可能性があるとの見解を示した。カシュカリ総裁は講演で「インフレを抑制するために長期に渡って金利を維持する可能性が高い」とし、「インフレの高止まりが続いた場合、必要に応じて金利を引き上げる」とかたった。論文では「インフレは直近に発表された四半期で横ばいで推移しており、政策が抑制的かは疑問だ」と記した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方や、カシュカリ総裁のタカ派寄りの発言を受けてドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要、ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月8日9時30分現在、ロンドン金は2,310ドル台で推移しています。