- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,332円 (-36)
- プラチナ 5,731円 (+11)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,449.10ドル (-12.60)
- NYプラチナ 1,060.90ドル (-2.80)
5/21、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反落。始値2,453.90ドル、高値2,461.20ドル、安値2,431.80ドル、終値2,449.10ドル、前日比-12.60(-0.51%)。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。そんな中、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が講演で金融政策に言及。「4月の消費者物価指数(CPI)はインフレが加速していないという良い兆候だ」とし、「金融政策が適切であることを示唆している」と指摘。「労働市場は著しい軟化が見られていないため、良好なインフレ統計を数ヶ月は確認する必要がある」との見解を示した。4月のコア消費者物価指数は、6カ月ぶりに鈍化を示していた。4月の小売売上高はエコノミスト予想を下回り横ばいで推移。同理事は労働市場の減速を示唆する兆候だと指摘した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでは逆相関を無視してドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は年内の米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月22日9時30分現在、ロンドン金は2,420ドル台で推移しています。