- 国内公表（買取価格1gあたり）
- 金 13,156円 （－176）
- プラチナ 5,674円 （－57）
- NY市場（終値ドル/トロイオンス）
- NY金 2,415.70ドル （－33.40）
- NYプラチナ 1,049.70ドル （－11.20）
5/22、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,448.30ドル、高値2,453.30ドル、安値2,400.80ドル、終値2,415.70ドル、前日比－33.40（－1.36％）。イギリス国家統計局（ONS）より4月の消費者物価指数（CPI）が発表。前月比で0.3%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を上回った。前回は0.6%上昇だった。前年比で2.3%上昇となり、市場予想の2.1%上昇を上回った。前回は3.2%上昇だった。エネルギーと食品を除くコア指数は、前年比で3.9%上昇となり、市場予想の3.7%上昇を上回った。前回は4.2%上昇だった。イングランド銀行（英中央銀行）による利下げが遅れるとの見方が浮上。英国債の下落で10年債利回りが上昇し、ポンドを買う動きが広がった。全米不動産協会より4月の中古住宅販売件数が発表。前月比1.9%減の414万件となり、市場予想の422万件を下回った。前回は422万件（速報値419万件）に上方修正された。米エネルギー省より先週（05/11－05/17）の石油在庫統計が発表。原油在庫は前週比182万5000バレル増（前週250万8000バレル減）。ガソリン在庫は前週比94万5000バレル減（前週23万5000バレル減）。留出油在庫は前週比37万9000バレル増（前週4万5000バレル減）。一方、米連邦準備制度理事会（FRB）より、4月30日－5月1日に開催された米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨が公表。「当局者らは第1四半期（1－3月期）のインフレ統計に失望を示した」とし、「インフレ率が目標に向かい持続的に低下しているという確信を強めるには、従来想定よりも長期化するだろう」と記された。また、インフレ率が下がらない場合は、政策金利を長期間維持するかどうかを議論したという。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日はFRBによる利下げ観測が後退しドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は年内の米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月23日9時30分現在、ロンドン金は2,380ドル台で推移しています。