国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,894円 (-262)
プラチナ 5,588円 (-86)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,359.70ドル (-56.00)
NYプラチナ 1,030.40ドル (-19.30)

5/23、ニューヨーク市場の金は3日続落。始値2,405.30ドル、高値2,407.90ドル、安値2,350.50ドル、終値2,359.70ドル、前日比-56.00(-2.32%)。米S&Pグローバルがまとめた5月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.3となり、景気拡大・縮小の境目である50を3カ月連続で上回った。前回は51.7だった。製造業PMIは47.4となり、市場予想の46.0を上回った。前回は45.7だった。サービス業PMIは53.3となり、市場予想の53.5を下回った。前回は53.3だった。景気回復への兆しと受け止められ、外為市場でユーロを買う動きが広がった。米労働省統計局より先週(05/12-05/18)の新規失業保険申請件数が発表。前週比8000件減の21万5000件となり、市場予想の21万9000件を下回った。前回は22万3000件(速報値22万2000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比8000件増の179万4000件。前回は178万6000件(速報値179万4000件)に下方修正された。米商務省センサス局より4月の新築住宅販売件数が発表。前月比4.7%減の63万4000件となり、市場予想の67万8000件を下回った。前回は69万3000件だった。米S&Pグローバルがまとめた5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4となり、市場予想の51.2を上回った。前回は51.3だった。製造業PMIは50.9と市場予想の49.9を上回った。前回は50.0だった。サービス業PMIは54.8と市場予想の51.5を上回った。前回は51.3だった。総合PMIは前回から3ポイント余り上昇。2022年4月以来2年超ぶりの高水準となり、インフレが再燃したとの見方が広がった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。この日はインフレの再加速を示唆する米総合PMIを受けて利下げ観測が後退。FRBは政策金利を当面維持するとの見方が強まり、金は売られ下げ幅を拡大した。5月24日9時30分現在、ロンドン金は2,330ドル台で推移しています。