- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 12,907円 (+13)
- プラチナ 5,641円 (+53)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,356.90ドル (-2.80)
- NYプラチナ 1,038.60ドル (+8.20)
5/24、ニューヨーク市場の金は4日続落。始値2,352.50ドル、高値2,371.30ドル、安値2,348.70ドル、終値2,356.90ドル、前日比-2.80(-0.12%)。米商務省より4月の耐久財受注(速報値)が発表。前月比で0.7%増となり、市場予想の0.3%増を上回った。前回は0.8%増(速報値2.6%増)に下方修正された。輸送機器を除くコア耐久財受注は、前月比で0.4%増となり、市場予想の0.2%増を上回った。前回は0.0%(速報値0.2%増)に下方修正された。航空機を除く非国防資本財受注は0.3%増となり、市場予想0.1%増を上回った。前回は0.1%減(速報値0.1%増)に下方修正された。景気見通しの不確実性が高い中でも、企業が設備投資に力を入れていることが示された。5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は69.1となり、市場予想の67.4を上回った。前回は77.2だった。1年先のインフレ期待は3.0%となり、速報値の3.1%から低下。前回は3.2%だった。5年-10年先のインフレ期待は3.0%となり、速報値の3.1%から低下。前回は3.0%だった。インフレ期待は低下したものの、消費者の景況感は低下していて、物価上昇圧力が重しとなっていることが示された。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、27日のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日を含む3連休を前に、利益確定や持高調整の売りもみられ、ドル高の流れが一服となった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。ただ、5月の米総合PMIはインフレの再加速を示唆し、最新の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨からはインフレ抑制の長期化が示唆され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退。FRBは高金利を当面維持するとの見方が金相場の重荷となっている。