- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 12,950円 (-5)
- プラチナ 5,629円 (-86)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,366.50ドル (+2.40)
- NYプラチナ 1,038.00ドル (-9.90)
5/30、ニューヨーク市場の金は小反発。始値2,361.00ドル、高値2,373.70ドル、安値2,343.30ドル、終値2,366.50ドル、前日比+2.40(+0.1%)。米商務省より第1四半期(1-3月期)の実質国内総生産(GDP)改定値が発表。前期比年率1.3%増となり、速報値の1.6%増から下方修正。市場予想は1.3%増。前四半期は3.4%増だった。個人消費は前期比年率2.0増となり、速報値の2.5%から下方修正。市場予想は2.2%増。前四半期は3.3%増だった。個人消費支出(PCE)価格指数は前期比年率3.3%上昇。前四半期は1.8%上昇だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が注目する食品とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数は、前期比年率3.6%上昇となり、速報値の3.7%上昇から下方修正。市場予想は3.7%増。前四半期は2.0%上昇だった。主に個人消費の下振れが反映され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が再び強まった。米労働省より先週(05/19-05/25)の新規失業保険申請件数が発表。前週比3000件増の21万9000件となり、市場予想の21万6000件を上回った。前週は21万6000件(速報値21万5000件)に上方修正された。失業保険継続受給者は前週比4000件増の179万1000件。前週は178万7000件(速報値179万4000件)に下方修正された。前週からわずかな増加にとどまり、労働市場は依然として底堅いと受け止められた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利は低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月31日9時30分現在、ロンドン金は2,340ドル台で推移しています。