国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,881円 (-69)
プラチナ 5,715円 (+86)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,345.80ドル (-20.70)
NYプラチナ 1,042.00ドル (+4.00)

5/31、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,364.50ドル、高値2,381.20ドル、安値2,341.10ドル、終値2,345.80ドル、前日比-20.70(-0.87%)。米商務省より4月の個人消費支出(PCE)価格指数が発表。前月比で0.3%上昇となり、市場予想の0.4%上昇を下回った。前回は0.3%上昇だった。前年同月比では2.7%上昇と市場予想と一致。前回は2.7%上昇だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が注目する食品とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数は、前月比で0.2%上昇となり、市場予想の0.3%上昇を下回った。前回は0.3%上昇だった。前年同月比で2.8%上昇と市場予想と一致。前回は2.8%上昇だった。4月の個人支出は前月比で0.2%増となり、市場予想の0.3%増を下回った。前回は0.7%増(速報値0.8%増)に下方修正された。4月の個人所得は前月比で0.3%増となり、市場予想の0.4%増を下回った。前回は0.5%増だった。個人消費支出(PCE)コア価格指数は前月比ベースで鈍化し、今年最低の伸びとなった。利下げ開始への確信を求めているFRBにとって、前向きな材料になるとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.50%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅い。この日は弱い内容の米PCEコア価格指数を受けて上昇したものの、買いは続かず上げ幅を相殺。週間ベースでも下落した。