- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,049円 (+125)
- プラチナ 5,487円 (+50)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,390.90ドル (+15.40)
- NYプラチナ 1,011.60ドル (+11.30)
6/6、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,375.30ドル、高値2,397.80ドル、安値2,372.20ドル、終値2,390.90ドル、前日比+15.40(+0.65%)。欧州中央銀行(ECB)は政策金利0.25%の引き下げを決定。米英に先駆けて金融緩和に踏み切った。利下げは2019年9月以来、4年9カ月ぶり。中銀預金金利は4.0%から3.75%となった。ECBは声明で「インフレ見通しや最新のデータに基づき、金融政策を緩和することが適切であると判断した」と表明。追加利下げについては言及しなかった。同時に今年と来年のインフレ予測を引き上げ、2025年のインフレ率を平均2.2%と予想。今年の成長率見通しを0.6%から0.9%に引き上げた。米労働省雇用統計局より先週(05/26-06/01)の新規失業保険申請件数が発表。前週比8000件増の22万9000件となり、市場予想の22万件を上回った。前週は22万1000件(速報値21万9000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比2000件増の179万2000件。前週は179万件(速報値179万1000件)に下方修正された。米労働省労働統計局(BLS)より第1四半期(1-3月期)の非農業部門の労働生産指数(確報値)が発表。前期比0.2%上昇となり、速報値の0.3%上昇から下方修正。市場予想は0.3%上昇だった。単位労働コストは前期比4.0%上昇となり、速報値の4.7%上昇から下方修正。市場予想は4.9%だった。労働需要の緩和が示され、利下げへの確信を求めている米連邦準備制度理事会(FRB)にとって、前向きな材料になるとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は米雇用統計が弱い内容だったことでドルが弱含んだ。対ユーロはECBによるインフレ予測の引き上げを受けてドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。6月7日9時30分現在、ロンドン金は2,370ドル台で推移しています。