国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,741円 (-87)
プラチナ 5,218円 (-21)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,318.00ドル (-36.80)
NYプラチナ 954.60ドル (-16.40)

6/13、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,340.90ドル、高値2,342.40ドル、安値2,310.90ドル、終値2,318.00ドル、前日比-36.80(-1.56%)。米労働省労働統計局(BLS)より5月の生産者物価指数(PPI)が発表。総合生産者物価指数は前月比で0.2%低下となり、市場予想の0.1%上昇を下回った。前回は0.5%上昇だった。前年同月比では2.2%上昇となり、市場予想の2.5%上昇を下回った。前回は2.3%上昇(速報値2.2%上昇)に上方修正された。エネルギーと食品を除くコア生産者物価指数は前月比で横ばいとなり、市場予想の0.3%上昇を下回った。前回は0.5%上昇だった。前年同月比では2.3%上昇となり、市場予想の2.5%上昇を下回った。前回は2.5%上昇(速報値2.4%上昇)に上方修正された。5カ月ぶりのマイナス圏となり、物価上昇圧力の緩和が示唆された。米労働省雇用統計局より先週(06/02-06/08)の新規失業保険申請件数が発表。前週比1万3000件増の24万2000件となり、21万9000件市場予想の上回った。前回は22万9000件だった。失業保険継続受給者数は前週比3000件増の182万件。前回は179万件(速報値179万2000件)に下方修正された。新規失業保険申請件数は9カ月ぶりの高水準となり、カルフォルニア州の大幅な増加が響いた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測の後退でドルが強含んだ。欧州では政治リスクを背景にドイツやフランスの主要株価指数が下落。外為でもユーロ売り・ドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。この日は弱い内容の米経済指標を受けて押し目を買われたものの、ドル高に転じたことで戻りを売られ下げ幅を拡大した。6月14日9時30分現在、ロンドン金は2,300ドル台で推移しています。