国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,055円 (-43)
プラチナ 5,494円 (-65)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,330.80ドル (-13.60)
NYプラチナ 999.00ドル (-14.80)

6/25、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,346.80ドル、高値2,349.70ドル、安値2,327.10ドル、終値2,330.80ドル、前日比-13.60(-0.58%)。S&Pグローバルより4月の米ケース・シラー住宅価格指数が発表。結果は7.20%となり、市場予想の7.10%を上回った。前回は7.46%(速報値7.38%)に上方修正された。米リッチモンド連銀より6月の製造業指数が発表。結果はマイナス10となり、市場予想のマイナス2を下回った。前回は横ばいだった。米コンファレンス・ボードより6月の消費者信頼感指数が発表。結果は100.4となり、市場予想の100.1を上回った。前回は101.3(速報値102.0)に下方修正された。6月の消費者信頼感指数は低下したものの、労働市場に対する消費者の見方は若干改善した。コンファレンス・ボードのチーフエコノミストを務めるダナ・ピーターソン氏は「消費者信頼感指数は悪化したが、過去2年間の狭いレンジにとどまった。現在の労働市場に対する見通しは強く、将来に対する懸念を上回った。」と述べた。しかし「労働市場が大幅に悪化すれば、徐々に信頼感は弱まる可能性がある」と指摘した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事がロンドンで講演。インフレの上振れリスクがあるとした上で、「まだ政策金利の引き下げ時期ではない」とし、「経済のリスクや不確実性を踏まえ、引き続き慎重な姿勢を維持するつもりだ」と語った。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。6月26日9時30分現在、ロンドン金は2,320ドル台で推移しています。