国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,999円 (-56)
プラチナ 5,681円 (+187)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,313.20ドル (-17.60)
NYプラチナ 1,036.10ドル (+37.10)

6/26、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,331.80ドル、高値2,335.80ドル、安値2,304.70ドル、終値2,313.20ドル、前日比-17.60(-0.76%)。米商務省センサス局より5月の新築住宅販売件数が発表。前月比11.3%減の61万9000件となり、市場予想の65万2000件を下回った。前回は69万8000件(速報値63万4000件)に上方修正された。米エネルギー省エネルギー情報(EIA)より週間石油在庫統計が発表。原油在庫は前週比359万1000バレル増。前回は254万7000バレル減だった。ガソリン在庫は前週比265万4000バレル増。前回は228万バレル減だった。留出油在庫は前週比37万7000バレル減。前回は172万6000バレル減だった。一方、国内では円相場が対ドルで一時160円64銭まで下落し、1986年以来の安値を付けた。神田真人財務官は「行き過ぎた動きに対しては必要な対応を取っていく」と市場をけん制したものの、円安・ドル高の進行に歯止めはかからなかった。このところ、米連邦準備制度理事会(FRB)高官からは利下げに内向きな発言が相次いでる。ボウマン理事は講演でインフレの上振れリスクがあるとした上で、しばらくは金利の据え置きが必要と発言。講演後の討論会では年内の利下げは見込んでいないとし、利下げは将来にシフトしたと述べた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。6月27日9時30分現在、ロンドン金は2,290ドル台で推移しています。