- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,154円 (+155)
- プラチナ 5,573円 (-108)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,336.60ドル (+23.40)
- NYプラチナ 1,006.20ドル (-29.90)
6/27、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,309.40ドル、高値2,342.00ドル、安値2,306.80ドル、終値2,336.60ドル、前日比+23.40(+1.01%)。米商務省経済分析局より第1四半期(1-3月期)の実質国内総生産(GDP)確報値が発表。年率換算で前期比1.4%増となり、改定値の1.3%増から上方修正された。個人消費は年率換算で前期比1.5%増となり、改定値の2.0%増から下方修正された。個人消費支出(PCE)価格指数は年率換算で前期比3.1%上昇となり、改定値の3.0%上昇から上方修正された。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は年率換算で前期比3.7%上昇となり、改定値の3.6%上昇から上方修正された。米GDP確報値は若干上方修正されたものの、第4四半期の3.4%増から急激に鈍化。個人消費も0.5ポイント引き下げられ、前期の3.3%増から大幅に減速した。米商務省雇用統計局より先週(06/16-06/22)の新規失業保険申請件数が発表。前週比6000件減の23万3000件となり、市場予想の23万5000件を下回った。前回は23万9000件(速報値23万8000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比1万8000件増の183万9000件。前回は182万1000件(速報値182万8000件)に下方修正された。失業保険継続受給者は2021年末以来の高水準まで増加。再就職までに時間がかかっていることが示唆された。全米不動産業協会(NAR)より6月の中古住宅販売成約指数が発表。前月比で2.1%低下となり、市場予想の1.0%上昇を下回った。前回は7.7%低下だった。前年同月比では6.6%低下となり、市場予想の4.6%低下を下回った。前回は0.8%低下だった。過去最低の水準に落ち込み、高金利による需要の減少が示唆された。一方、米アトランタ連銀のボスティック総裁は年内1回の利下げを引き続き想定していると発言。直近のインフレ率は低下を再開したとし、目標2%に向かいつつある僅かな兆しと指摘した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。28日にはインフレ指標として重視される5月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えていて、内容を見極めたいとして様子見ムードが強まっている。6月28日9時30分現在、ロンドン金は2,320ドル台で推移しています。