- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,379円 (+148)
- プラチナ 5,643円 (+19)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,369.40ドル (+36.00)
- NYプラチナ 1,013.40ドル (+4.20)
7/3、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,338.60ドル、高値2,374.50ドル、安値2,335.70ドル、終値2,369.40ドル、前日比+36.00(+1.54%)。米民間調査会社オートマチック・データ・プロセッシングより6月のADP雇用統計が発表。前月比で15万人増となり、市場予想の16万人増を下回った。前回は15万7000人(速報値15万2000人)に上方修正された。米労働省雇用統計局より先週(06/23-06/29)の新規失業保険申請件数が発表。前週比4000件増の23万8000件となり、市場予想の23万4000件を上回った。前回は23万4000件(速報値23万3000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比2万6000件増の185万8000件。前回は183万2000件(速報値183万9000件)に下方修正された。失業保険の受給者は9週連続で増加していて、再就職が困難になっている可能性が示唆された。米商務省経済分析局より5月の貿易収支が発表。貿易赤字は前月比0.8%増の751億ドル。市場予想は760億ドルだった。前回は745億ドル(速報値746億ドル)に修正された。貿易赤字は2カ月連続で拡大し、2022年10月以来の水準となった。米供給管理協会より6月のISMサービス業景気指数が発表。結果は48.8となり、市場予想の52.5を下回った。前回は53.8だった。景気拡大・縮小の境目である50を下回り、約4年ぶりの低水準となった。新規受注が落ち込み、業況指数も大幅に低下した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は、6月11-12日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。当局者は「インフレが2%の目標に向かって持続的に低下しているという確信を強める追加情報が得られるまで、フェデラルファンド(FF)金利の目標レンジを引き下げるのは適切ではない」と強調したという。また、インフレの鈍化は予想よりも緩やかとし、一部の当局者は利下げをする前に忍耐強く待つ必要性を主張し、数人の当局者は労働市場の軟化による失業率の上昇を危惧した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。4日は米国が独立記念日の祝日で休場。5日には6月の米雇用統計を控えており、市場関係者の間では内容を見極めたいとして様子見ムードも広がっている。7月4日9時30分現在、ロンドン金は2,350ドル台で推移しています。